Discoverつぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜光る君へ日記 第40回 「君を置きて」
光る君へ日記 第40回 「君を置きて」

光る君へ日記 第40回 「君を置きて」

Update: 2024-10-23
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Description

「置いて逝かないで・・・!」とおたまが絶叫した前回から1週間。三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)と高杉惟規(藤原惟規・高杉真宙さん)が星になったその傷跡も癒えないというのに、今度は塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)までもが星になってしまいました。


 その上、長年おぎたまが胸をときめかせ、そして涙で袖を濡らし続けてきたあの歌についてもはっきりとした答えを出さないまま、余白を以て応えたというのは「とんでもないこと!」。


 塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)との永遠の別れはゴッドマザー・彰子の誕生のきっかけだったのかもしれません。


 さあ、今宵も傷ついた心を引きずってつぼねに集いましょう。




<今回配信の注意>


※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。


※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。




<おぎ注> 


「藤裏葉(ふじのうらば)」:『源氏物語』第33帖。源氏の息子と娘がそれぞれ結婚し、自身は準太政天皇となり、公私ともに栄華の頂点にいる様子を描く。(この後源氏はひどい目に遭う。そこからが面白い)




「露の身の 風の宿りに 君を置きて 塵を出でぬる ことぞ悲しき」:藤原行成著『権記』より。


一条天皇の辞世の歌。定子の残した辞世の歌「煙とも雲ともならぬ身なりとも草葉の露をそれと眺めよ」に対するアンサーソングであると解釈できること、また、『権記』に藤原行成が「その志は皇后定子に寄せたものである」と記していることから、「君=定子」とおぎたまは考えていた。おぎ訳→はかないこの世の中に君を置いて、あの世に行ってしまうことが悲しい。



※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!


『権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』藤原行成著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫


https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322103000169/?cvid=ssuggest



・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます


https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pWVjp26OwW/



 【用語集】第40回より「譲位/践祚」


https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pEQQLnJrRE/


※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。


※内容は諸説あります。


 


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